浮気が発覚した時にすること
まずは、「離婚・慰謝料請求によろしく」の漫画をお読みください。
1.気持ちを吐き出し、冷静さを取り戻しましょう。
「パートナーの浮気や不倫が発覚したら、あなたはどうしますか?」 こう聞かれたときに「即、離婚です」と答える人は多いと思います。 しかし、いざ浮気や不倫が発覚すると、「あの人に限ってそんなことはないはず」と思ったり、「何かの間違いだ」と考えたりと、パニックになって現実を受け入れられなくなります。
- 私は裏切られたのか…。
- 今、夫に捨てられたら、今後の生活はどうなるのか…。
- これまで支えてきた私は一体なんだったのか…。
いろんな気持ちが渦巻いて、冷静に物事を考えることもできなくなってしまします。 そのまま離婚協議を始めてしまったら、後で冷静になって考えると何でこんなことに同意したのかということでさえ、判断ができなくなってしまうのです。
まずは、その怒りやショックな気持ちを吐き出し、冷静さを取り戻すことがとても重要です。 その際の方法は、誰かに話を聞いてもらうのも良いですし、紙に書きだすのも良いでしょう。 今感じていることを素直に表現し、自分の気持ちを受け止めてあげましょう。
2.自分は今後どうしていきたいのかを考える。
気持ちが落ち着いてきたら、今後自分はどうしていきたいかを決めましょう。
ここで結論を急ぐ必要はありません。
自分はどうするべきなのか、気持ちの上ではどうしたいと思っているのかを見つめ、ぼんやりと方向性を考える程度で十分です。
周囲の人に意見を聞くのももちろん良いですが、周囲の意見に流されるだけではいけません。
また、浮気をされる方にも原因があるという人もいます。
パートナーに問い詰めれば「お前が○○だからこうなったんだ!」と開き直る人もいるでしょう。
しかし、不貞行為を犯したのは、相手の方です。
それについて、あなたに非はありません。
色々な意見を聞いたとしても、最終的に決めるのは自分だということを忘れないでください。
3.自分がやることを貫く覚悟をする
浮気を原因として離婚をするのか、慰謝料を請求するのかは、あなたに決定権があります。
パートナーがもう2度と浮気はしない。相手とはきっぱり別れると約束し、それを信じることができそうであれば、許してあげることもできます。 離婚して、慰謝料を請求することもできます。 また離婚はしないが、慰謝料のみを請求するということもできます。 パートナーの浮気相手にも、慰謝料を請求することもできます。
しかし、そのどれを行うとしても、精神的に大きな負担がかかることは避けられません。弁護士などの専門家が依頼を受けたとしても、できることは手続きや交渉の代理だけです。
もちろん、じっくりとお話を伺い、どうしたいかという気持ちに寄り添って進めていきますが、あなたの心の負担まで解消することはできません。
これらのストレスと戦う決心をつけなければならないのです。
4.弁護士などに相談し、具体的方法や証拠になるものを確認する。
離婚をするか、慰謝料を請求するのか、その最終的な判断はまだできていなくても、念のため準備はしておきましょう。
インターネットや書籍で不貞行為の法的手段に関するものはたくさんありますし、カウンセラーを利用するのも良いでしょう。当事務所であれば、何度でも無料でご相談をお受けしていますし、完全成功報酬制となっております。
それらを活用し、具体的にどのような方法があるのか、どんなものが浮気の証拠として認められるのかを知り、準備を始めましょう。
5.証拠を集め、手続きを行う。
具体的な方法がわかったら、証拠を集め、手続きを行います。
離婚をせず、慰謝料の請求も行わない場合でも、念書を取っておくことをお勧めします。 話し合いではまとまらず、調停を行いたい場合など、まずは弁護士法人赤瀬法律事務所にご相談ください。 弁護士に依頼をすることで、調停まで行わずに解決することができるケースもあるからです。 話し合いでまとまった場合、後々のトラブルを防ぐために、決めたことは公正証書に残します。