不倫慰謝料請求の事例集(請求事件)
肉体関係の証拠は薄い、それでも100万円の請求を認めさせた事例
ご相談者の情報 |
|
---|---|
相手方の情報 |
|
交際期間 | 2ヶ月程度 |
弁護士の有無 | 無し |
和解金 | 100 万円 |
解決までの 期間 |
36日 ※相手方とコンタクトが |
肉体関係の証拠は薄い、それでも100万円の請求を認めさせた事例
- 相談までの経緯
-
相談者の妻A氏は約2〜3年前に、バレーチームで知り合った大学生B氏と不倫を疑われる行為をしていました。
不倫が発覚した経緯は、相談者が新しい車を購入し、ドライブレコーダーが正常に動作しているか確認するために動画を確認したところ、不貞類似行為の動画が録画されていることが判明したためでした。
その後、5回の不貞行為のうち3回が記録されていることがわかりました。
そのほかにも「帰りが遅かった」「ラインは消してしまった」などと怪しい行為はいくつかあったのですが、A氏もB氏も、直接的な肉体関係は否定し、あくまで「類似行為があっただけだ」と主張していました。 - 事件解決の流れと弁護士に依頼した結果
-
依頼を受けた当初、相談者の持っている証拠は不貞類似行為のものだけで、ほかの証拠は間接的であり、証拠は十分ではないという状況でした。
ですが、弁護士が相手方B氏と接触し、B氏に対して、「相談者は離婚を考えており、離婚すれば慰謝料は大きくなる可能性がある」という点を指摘しました。さらに、「あなた自身の体験なのだから、記憶に照らして不倫はなかったと思ってるなら、そう言ってください」と迫ったところ、B氏は「実は……」と不貞行為があったことを自白しました。
その結果、証拠は不十分ではあったものの、慰謝料100万円を得ることが出来ました。
弁護士ポイント
不倫による慰謝料請求は「直接的な肉体関係(=セックスをしているか)」の有無によって、金額が大きく変わります。
判例上はセックスをしていることが不貞行為に該当し、オーラルセックスやペッティングのような性的行為は、不貞類似行為として、婚姻関係を破綻させる行為としては少し弱いものとして取り扱われています。
そのため、不貞類似行為のみの慰謝料請求でも、不貞行為がある慰謝料請求事件より、慰謝料の金額が小さくなる傾向にあると言えます。
ですが、本件では、証拠を相手に突き出すことで、自白を得ることに成功し、結果として100万円の慰謝料を獲得できました。
これは、「相手方との接触の際にどのような発言を引き出さないとならないのか」、「どのような証拠から自白の流れを作るのか」という交渉戦術の結果だと自負しています。
請求事件の事例一覧
- 典型的な不貞行為による慰謝料請求の事件
- 「相手が無職で慰謝料が払えない?」という状況を上手く解決に導いた事例
- 決定的な証拠がなくとも、慰謝料を支払ってもらえた事例
- 奥様がアルバイト先の方と5年半に渡っての不貞行為を繰り返していた。
- 婚約中にもかかわらず、婚約者が不貞行為をしたことが判明。
- 亡くなったご主人の遺品整理中に性行為中の写真が大量に出てきた
- 相手方代理人とすぐ連絡が取れなくなってしまった事例
- ご主人が最近香水をつけ始めたことで、浮気を疑い、3人の女性と浮気をしていることが判明。
- ご主人が出会い系で知り合った女性と何度か肉体関係を持っていた。
- ご依頼者様のもとにご主人から、「○○(女性の名前)、昨日のホテルが…」というラインが送られてきました。
- 付き合いで何度か行ったことがあると言っていたキャバクラ嬢との不貞が判明
- ご主人と相手方の不貞関係により精神的苦痛を受け、相手方に嫌がらせを繰り返していた
- 婚約相手がご依頼者様の親友と浮気していることが判明
- ある日突然離婚を切り出された
- 夫が共通の友人(アルバイト)と不倫をしていた事例
- 代理人同士の交渉で、支払い拒否から一転し慰謝料を獲得
- 不倫をしていた夫に知られずに別れさせ、慰謝料を請求したい。
- 婚約者の浮気が原因で婚約破棄したことへの慰謝料請求
- 不倫相手と配偶者の両方から慰謝料を獲得した事例
- 不倫相手が夫への借金を理由に慰謝料の支払いを拒否
- 本名や所在が分からない相手への慰謝料請求
- 代理人同士の電話交渉で1か月以内に100万円の慰謝料を獲得
- 慰謝料を支払う意思を見せない相手から分割で慰謝料を獲得
- 主人が職場の同僚と不倫。不倫相手に慰謝料請求をした事例